知識はあなたの財産になる

 

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私は、昔から本を読むことが大好き!というよりは

漫画や小説などの世界観に入り込むことが大好き!な妄想系の人間でした。

漫画家さんだったり作家さんは、どうしてこんな素敵な世界を作れるんだろうな、なんてよく考えていました。

 

 

小学生時代は漫画家に憧れていましたが、私は絵が壊滅的に下手なのでこんなんじゃ駄目だ…と思っていました。

そんな時に、なんとなく映画を見ようと友人と出かけたところ、とても惹かれる映画に出会い、その日の帰りには原作の作品を購入し家に帰っていました。

それまではやはり漫画を読むことが多く、小説を購入したのは久しぶりだったので胸をどきどきと高鳴らせながら読み始めました。

内容は映画が原作ということでどんな内容なのかは掴めていましたが、やはり原作はすごい。

漫画のように絵が挟まれていないのに、ここまで読者に風景だったり、登場人物などを脳裏に描かせて物語が進んでいく…

映画を見たときにはもう既にその作家さんに一目ぼれ状態でした。

当時は携帯小説などが流行っていて、簡単に自分の考えた作品をHPに載せたり、賞に応募することができました。

他にもいろいろな作家さんの作品を読んでいるうちに、自分もこの方たちみたいに文字で何かを伝えてみたい、と思うようになっていたのです。

そこで、まずその作家さんにファンレターを送ってみようと考えて、僭越ながら作品の感想と、自分が作家に憧れていることなどを綴って送らせていただきました。

 

そのお返事にいただいたお手紙に書かれていた内容が今回のタイトルにもある

" 知識はあなたの財産になる "です。

当時はまだ中学生というなかで将来を決めてしまうのはもったいないこと。

これからたくさんの知識を吸収し、将来の選択肢は無限に広がっていきます。

作家という仕事は、物語を書くだけではなくそれに沿った知識が必要になります。

知識がなければ薄い内容になってしまい、知識があればそれだけ濃い内容になるのです。

まだこれから学ぶ機会はいくらでもあるので、もし、たくさんの知識・知恵を

得てなお作家になりたいと思ったのであれば応援します。

ですが今はそのためにいろいろな知識・知恵を吸収してみては?

といった内容でした。

大人になった今、作家への憧れはありますがそれに見合った知識・知恵は残念ながら持ち合わせていません。

ですが、文字を紡いで何かを発信したいという気持ちは持ち合わせていたので、現在はライターとして活動しています。

ライターとして活動しているのも、あの時先生からいただいた大切な言葉あってこそなのかな、なんて思ってます。